
2025/11/26
市原市知的障害者福祉施設協議会来訪
本日千葉県の市原市知的障害者福祉施設協議会の皆さんが当法人にご見学に来てくださいました。同協議会の会長は、私が初めて日本知的障害者福祉協会の政策委員会を拝命したときの政策委員で、以来18年大変お世話になっており、また大変かわいがっていただいている大先輩です。
今回当法人にお越しになるとのことで、大変緊張してお迎えいたしました。
冒頭40分程度法人の概要についてお話しする予定でしたが、30分以上オーバーしてしまうくらいたくさんのご質問を頂きました。
事業を行う自治体、都道府県だけでなく市町村単位でも、行政のスタンスや考え、取り組みは様々で、私も市原氏、千葉県の様子も聞けて大変勉強になりました。
後半はみのりの家加納とひよりをご見学いただきましたが、どこまでお役に立てたかは分かりませんが、色々とお話ができ、少なくとも私にとっては大変身のある時間でした。
またこうして緊張感をもってお迎えすることで、改めて自法人の取り組み、環境整備について見直す良いきっかけを頂いたと思います。
実は再来週は発障協青年部会の視察研修で、会長の法人を訪問します。私は所用で夕方の情報交換会から参加し、朝一番で埼玉に戻らなければならず、ほぼ飲みにだけ市原に伺う形になってしまうのですが、今日のご感想などを改めて伺いたいと思います。
遠くからお越しいただきありがとうございました。
2025/11/08
いろどり祭
本日いろどり祭を開催しました。今年は同日にこの地域で数多くのイベントがあり、来場者数はちょっと少な目ではありましたが、ご来場された方々には楽しんでいただけたのではないかと思います。
そして利用者の方々が楽しそうにしている姿を見ることができたことが何よりよかったと思います。
施設単位でのお祭りは年々終了または縮小傾向にあります。当法人においても同様の議論が毎年のように行われていますが、ある意味でこれは自然なことであり、前向きなことと考えることができると思っています。
私たちの生活はその多くが日常であり、時々ある非日常(遠出とか旅行とか)を楽しみに暮らしていますが、その非日常は地域の中にたくさんある訳で、わざわざ支援者が非日常を用意することがノーマルなのかというと、そうではないのかもしれないと考えることもできるからです。
とは言え、様々な事情でなかなか地域の楽しみに参加しずらい利用者さんもいらっしゃいますので、このような手作りのイベントの意義はあると思いますし、今後も利用者の方々の非日常の楽しみについては法人全体として検討していきたいと思います。
ご来場くださった利用者さんのご家族皆さん、地域の方々、そして業界関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。
2025/11/07
関東地区種別代表者会議in宇都宮
昨日本日と栃木県宇都宮市にて標記会議が行われました。初日は意思決定に関して、関東地区の相談、日中活動支援の両部会長と日本相談支援専門員協会代表による鼎談が行われました。
意思決定支援の在り方についてはまだまだ十分な理解が業界全体に浸透しているとは言えない状況であると感じていますが、実は昔から私たちが大切にしてきたことを言語化、具体化しているものも多いと感じます。
一方で私たちにも反省すべきことはとても多く、自分たちの行ってきたことに誇りを持ちつつも、全てを正当化するのではなく、不十分なことは反省し、改善していくという施設も大切だと思います。
その後日本知的障害者福祉協会政策委員長、つまり委員会においては私のボスということになりますが、より中央情勢報告がありました。
物価高、人件費の高騰、人材不足など私がこの業界に携わるようになって四半世紀が経ちますが、この25年の中でも最も厳しい情勢だと感じています。
法人による自助努力を前提としながらも、公的な仕組みも並行して充実することが必要であり、国等に対しても積極的に実情を訴え、意見を出していかなければならないと感じます。
2日目は各部会に分かれて研修や情報交換を行いました。
関東の皆さんはよく存じ上げている方ばかりということもあり、都県の様子もなんとなくではありますが様子も分かっていることもあり、実態に基づいた有意義な意見交換ができたと感じています。
来年は群馬、そして再来年は埼玉が主管となります。
今年の栃木大会を参考に、また来年の群馬県にもお邪魔して、埼玉大会に向けても少しずつ動いていければと思います。
2025/10/23
発障協障害者支援施設部会 中堅職員・サビ管情報交換会
本日標記情報交換会を開催しました。中堅職員については今年は概ね入職10年程度の職員の方々を対象として行いましたが、それぞれの現場での悩みを共有したり、お互いの取り組んから何かしらのヒントを得たりと充実した時間となったと感じます。
サービス管理責任者の情報交換会については、毎年行っているため、サビ管同士も顔見知りになっていることもあり、非常に活発な情報交換ができたようです。
また今年は日中活動支援部会との合同の情報交換会ということで、入所通所それぞれの立場から、様々な情報を交換できたものと思います。
初めての人たちから得るものも多くありますが、顔が見える関係性の中で行う情報交換は、より本音の部分で話ができると思いますので、この場だけでなく、普段から事業所間で連携をとりながら、より関係性を築いて頂けると嬉しいと思います。
2025/09/26
日知協意思決定支援研修
昨日本日と日本知的障害者福祉協会が主催する意思決定支援に関する研修会が行われました。北は北海道、南は沖縄まで約70人の方がご参加され、5人から6人のグループを作って、グループワーク中心の研修を行いました。
私は2日目の担当だったのですが、全国から大変意識の高い、恐らく各事業所では支援の中心としてご活躍されてる方々がお集まりになっているということで、非常に活気がありながらも楽しい雰囲気の中で研修を行うことができました。
意思決定支援は大変奥の深いものですが、色々と学ばせてもらう中で、最近は結局は一言で言うとは「利用者さんと一緒に考える」ということなんだと感じています。
これは当たり前のことですが、当たり前を当たり前にできているのか、できていないこともたくさんあったのではないか、としっかりと振り返ることが意思決定支援で最初にやらなければならないことだと思います。
意思決定支援は権利擁護の1丁目1番地です。
意思決定支援がしっかりとできていれば、虐待なんて起こらないはずですが、残念ながら年に複数回従事者による障害のある人たちへの虐待報道がありますが、本人の意思を大切にすることができていない現状を物語っているものと思います。
自分はできている、うちの事業所はできていると高をくくる前に、まずは自らをしっかりと疑うことが大事なのかもしれません。
2025/09/04
発障協調査研究委員会
本日標記会議に参加しました。私は委員ではないのですが、今年の研究テーマを理事会で議論した際、各市町村の協議会(昔でいうところの自立支援協議会)について調査したらどうかと軽はずみで発言したところ、その課題感を共有したいということで委員長からお誘いを受け、参加に至りました。
私以外にも複数の理事が参加し、委員の皆さんも含めて各地域の協議会の実情について情報交換を行いました。
協議会は地域性があり、というかあって当たり前、むしろあるべきものですが、それ故調査の内容や方法がとても難しいと感じました。
しかしながら、協議会は機能すれば、それぞれの地域にとって間違いなく有益な取り組みだと思います。
狭い国土の日本ですが、全国津々浦々様々な地域事情があります。大都市、島しょ部、中山間地、それぞれ特有の特徴や課題があります。国が作る仕組みはどこかに偏りすぎた仕組みではなく、各地域の最大公約数の課題解決にせざるを得ません。
だからこそ地域ごとの取り組みが必要なわけで、自立協はその地域ごとの課題解決に向けた取り組みを公式に行える非常に有益な仕組みなんだと思います。
よい調査に繋がることを期待したいと思います。
2025/08/29
埼玉県経営協セミナー
本日埼玉県経営協が主催する経営協セミナーに参加しました。テーマは大きく2つ、2040年問題に向かって私たちは今何をすべきかということと、いわゆるカスハラの対応についてでした。
団塊ジュニアである私たちの世代は約200万人、昨年の出生数は70万人を切るということで、出生数は50年で1/3に減少しています。
近い将来若い人たちに支えてもらう側になる私たちも大いに不安ですが、支えていく側のこれからの若者たちも、それ以上に不安を抱えているのではないかと思います。
人口構造を含めた社会構造は、何かをきっかけに急激に変わるということは考えづらく、だからこそ「流れ」というものをしっかりを見て、小さな変化がいずれ大きな変化になるかもしれないという、虫の目鳥の目さかなの目をもって事業運営をしていなかければならないと改めて感じました。
カスハラについては当法人ではあまりにひどいハラスメントは見聞きしませんが、講演の最後にもありましたが、組織としてチームとして取り組む、一人にしないということを肝に銘じていきたいと思います。
2025/08/26
政策委員会
久々の対面での政策委員会が開催されました。国では社会保障審議会障害者部会をはじめとする諸々の会議が開催され、また多くの研究事業が行われています。
その中でも大きな注目は居住支援の在り方でしょう。
協会としてもこれからさらに深く議論を行い、建設的な提言を出せるよう勧めていきたいと思います。
2025/08/24
社会福祉士養成所スクーリング(東京会場)
先週の大阪会場でのスクーリングに引き続き、今週は東京会場でスクーリングが開催されました。大阪会場は梅田で開催され、宿泊は十三ということで、何割かは旅行気分でしたが、東京会場は協会の会議室ということで、旅行気分は一切なく、臨みました。
大阪では1年生、東京は2年生ということで、やはり私を除き受講生の皆さん同士は昨年顔を合わせているということで、すぐに温まり、楽しくまた賑やかに研修を行うことができました。
ここ数年社会福祉士の国家試験受験者数が右肩下がりに減少しています。養成所の受講生の数も年々減少しているようです。
社会福祉士は医者や弁護士と違い、業務独占の資格ではなく名称独占の資格です。社会福祉士を取得したから社会福祉士でなければできない仕事はないということです。
だから取得の意味はないのかと言えば、私は大いにあると思っています。
本来福祉の仕事をする人は、合格のハードルを大きく下げてでも、社会福祉士の資格は必須にしてもよいくらいにも思っています。
もともと福祉の勉強をしたわけでも福祉の現場で働いていたわけでもない私にとっては、社会福祉士の受験資格を取るための勉強、そして本番の受験に向けた勉強でたくさんのことを体系的に学ぶことができました。
勉強をしてたくさんの学びや気づきがあったことは、資格を取得した以上の財産だと思っています。
そういった下地を作って現場に入ることで、より科学的に福祉を考えることができると思いますし、一定の権利意識をもって福祉の現場で働くことに大きな意味があると思っています。
社会福祉士という資格の在り方については今後議論が必要だと思います。
それが優しいだけの福祉ではない、科学的に専門性をもって実践していくことに繋がっていくものと思います。
2025/08/17
社会福祉士養成所スクーリング
15日から3日間、大阪にて日本知的障害者福祉協会社会福祉士養成所のソーシャルワーク演習が行われました。本演習には10年近く前から講師を仰せつかっているのですが、毎年楽しみにしている、個人的には夏の一大イベントです。
大阪会場は2年ぶりに担当しましたが、梅田の駅前開発が2年前から大きく進んだようで、ちょっとだけ迷子になりかけてしまいました。
職場を離れて、3日間朝から夕方まで純粋にソーシャルワークについて学ぶことで私自身も色々なことがリセットでき、とても充実した時間を過ごすことができています。
受講者の皆さんは自ら高いお金を払って入学するくらいですから、それはそれは高いモチベーションの方ばかりで、私もたくさんの刺激を頂きました。
大阪会場の受講者の皆さんの特徴は、何と言っても「ロールプレイがうまい!」ということです。
やはり関西は笑いの文化が根付いてるからでしょうか。
最終日はお盆の連休最終日ということで、新大阪駅は見たことないくらいの人・人・人でした。
新幹線も遅れ、自宅に着いたのは夜の12時前ということで、かなりぐったりでしたが、それ以上に受講者の皆さんと過ごした3日間が有意義なものとなりました。
今年は来週にもう1日程、東京会場を担当することとなっています。
こちらも今から楽しみです。