2025/01/17
新年あけましておめでとうございます。
 新年明けましておめでとうございます。
 
 昨年は正月早々能登半島にて大きな地震があり、あれからもう1年が経ったのかと思いつつも、今だ復興復旧が進んでいないという報道等をみると、心が痛みます。
 先日も宮崎県周辺で大きな地震があり、世界で最も自身の多い国と言われる我が国においては、まさに今日この地域でも大きな地震があるかもしれないという意識を持たなければならないのだと思います。
 被災された各地域においては1日も早い復興復旧を願っております。

 障害福祉分野においては、昨年度報酬改定が行われましたが、この効果がどのようなものであったのか、しっかりと検証し、次の報酬改定に活かしていかなければなりません。
 特に今後ますます労働人口が減っていくことが明らかである中、障害のある人たちの生活を守るために、どのように人材を確保するかということと同時に、少ない人数でも質を落とさない仕組みや業務の効率化を真剣に検討していかなければならないと思います。
 同じく人材不足が大きな課題となっていた保育業界においては、国家公務員給与に連動する仕組みとなっているため、昨年度は5%、本年度は10%の賃金改善がなされるようです。
 10%ということはおおざっぱに計算すれば1人当たり約50万円前後の賃金改善がなされるということになります。
 保育という非常に重要な仕事の賃金が大幅に改善されることは歓迎なのですが、一方で障害福祉サービスにおいては臨時的に1人当たり50,000円程度の給付があるようですが、名目は種類は違いますが、保育との差は10倍ということになります。
 平成26年に出された社会福祉法人の在り方の議論では、法人の規模拡大より、新たな福祉ニーズへの柔軟で機動的な対応や資金の効果的な活用だけでなく、職員の適切な異動などにも繋がり、個々の職員のモチベーションやスキルの向上、キャリアパスの構築など、職員の処遇改善や人材確保にも資するため、事業展開や規模拡大を志向する戦略的経営が重要であるとしています。
 であるならば、少なくとも社会福祉事業においては種別を超えて、一定程度条件を揃えた賃金体系となるような仕組みが必要であると強く思うところです。

 これから具体的に来年度の事業計画について法人内で議論が始まります。現段階においてもすでに来年度新たに取り組む事項が複数候補に挙がっています。
 新たな取り組みも、事業展開も、そして経営そのものもそれ自体が目的ではなく、手段であることを認識し、本来の目的を達成できるよう取り組んでまいりたいと思います。
 本年の引き続き関係各位におかれましてはご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げるとともに、本年が皆様にとってみのり大き年となるよう心から祈念申し上げます。
2024/12/23
日知協政策委員会
 本日政策委員会に出席しました。

 現在国では障害者支援施設の在り方について調査が行われており、来年度からは具体的な協議が行われる予定です。
 委員会では障害者支援施設だけでなくグループホームも含めた居住支援の在り方について協会の考えをまとめて、提言書を策定しているところですが、本日はその協議を行いました。
 あまり時間のない中ですが、委員会だけでなく関係部会のご意見を踏まえて、よりよいものを策定できればと思います。

 会議後は委員会で1年の労をねぎらいました。
 公私含めて今月11回目の、そして今年最後の忘年会でした。
 さすがにちょっと内臓がへたっているので、これからしばらく内臓に負担をかけない生活を送りたいと思います。
2024/12/21
全体会議・ネットワーク研修
 本日定例の12月度の法人全体会議とネットワーク研修を実施しました。

 前半の全体会議では、各部署・事業所から8月期から12月期までの活動報告を行いましたが、自事業所の発表の中に法人内他事業所の名前が当たり前に出てくるようになり、法人内のネットワークが機能してきていることを実感しました。

 また後半の研修では主任連絡会が企画運営してくれましたが、参加者が楽しめ、また様々な気づき、学びのあった研修になったと思います。
 大変良い研修企画に感謝します。

 夜は忘年会を行いましたが、参加した職員が部署を超え、たくさんのコミュニケーションをとっている様子に大変うれしくなりました。
 楽しむこと、労を労いあうことが目的の場ではありますが、副産物として、より一層の連携に繋がると強く確信しました。

 研修の様子は近々インスタグラムでも公開すると思いますのでご覧いただければと思います。
2024/12/20
日本知的障害者福祉協会障害者支援施設部会全国大会 中国地区大会
 昨日本日と標記大会に参加しました。

 一言でいうと大変すばらしい大会でした。研修の内容、スタッフの方々のホスピタリティ、資料や映像などのツール、どれをとっても大変すばらしく、心に残る大会でした。

 特に初日の広島大学名誉教授の横藤田先生の基調講演は、ご本人自身が障害当事者ということで、障害のある人の側の感情や感覚をお話しされながらも、それが批判的なスタンスではなく、内容自体も大変興味深く、また気さくでざっくばらんな話しぶりにも大変引き付けられました。

 2日目は4つの分科会が開催され、私も3名の実践報告者の方々と共に、コーディネーターの立場で登壇させていただきました。
 「地域移行」は業界内では当たり前に使われている言葉ですが、これは障害者支援施設が地域ではないという前提の言葉であり、この言葉が一般的にも公的にも使われているということが、今の障害者支援施設への評価であり、私たちのその評価を真摯に受け止めつつも、自分たちが行ってきた実践に自信と誇りも持ち、できない理由探しではなく、できる方法を考え、結果的に「地域移行」という言葉がなくなるような、そんな障害者支援施設の在り方を目指していかなければならないと、実践報告者の方々の発表を伺って感じました。
 私自身も大変勉強になりましたし、とにかく時間通りに無事終了することができたことにほっとしております。

 本大会があまりに素晴らしかったため、来月埼玉で行われる日中支援部会が大きなプレッシャーになっています。
2024/12/11
立川市虐待防止センター障害者グループホーム連絡会研修会
 本日標記研修会に講師としてお招きいただき、虐待防止に向けた地域連携というテーマでお話をさせていただきました。

 話をする立場ではありましたが、立川市の取り組みについても色々と伺うことができ、社協・行政がしっかりと連携し、アリバイ作りではないネットワークを作ろうという姿勢や取り組みは大変参考になり、刺激になりました。

 立川社協さんとは直接のつながりはありませんでしたが、以前お付き合いのあった東京都社協さんからのご紹介で、今回の研修会のお話をいただきました。
 改めて縁を大切にしたいと感じました。
2024/12/10
発障協障害者支援施設部会 看護職員情報交換会
 本日発障協障害者支援施設部会にて看護職員の情報交換会を実施しました。
 15名の方にご参加いただきましたが、施設の看護職員は少数であることが多く、孤独な職種だと思います。
 他法人の看護職員と情報交換を行うことにより、必要な情報を得られたり、あるいは自分たちの取り組みを再評価出来たりと、良い刺激になっていただけたら嬉しく思います。
2024/12/09
全国経営協 障害福祉事業経営委員会
 本日標記会議に出席しました。

 本委員会では今般の報酬改定の影響について調査を行うこととなっており、その調査票について議論を行いました。

 近々会員法人にご案内が行くと思いますので、是非ご協力いただければと思います。
2024/12/06
リーダー養成研修
 本日彩明会のリーダー職を対象とした養成研修を開催しました。
 本年度から本研修において、他法人の現場の方々に事例をご提供いただき、事例検討を行うこととなりました。
 本年度は川越市にある川越にじの会さんに依頼したところ、快くお引き受けいただきました。
 当日の様子はインスタグラムをご覧ください。

川越にじの会
2024/11/29
マネジメント研修
 本日本年度2回目のマネジメント研修を行いました。

 本年度は「ヒト」つまり人材育成をテーマにしていますが、今回は職員面談について意見交換を行いました。

 彩明会では公式な面談は、法人が掲げる行動審に基づいた行動をとれているかを確認する「行動指針面談」、職員が自らのキャリアデザインを描くことをサポートする「成長面談」、上位等級へ昇格する際の理事長との「昇格面談」の3つがあります。

 まずは各面談の目的をしっかり理解すること、つまり面談は手段でありそれ自体が目的ではないということを認識する必要があると考えます。
 それを踏まえると、おのずと「とるべき言動」「とるべきでない言動」は明らかになるものと思います。
 ただついつい、「とるべきでない行動」をとってしまいがちです。
 例えば、基本は面談は職員本人の考えや想いを聞く場のはずですが、どうしても上長は立場が上であることから、上長の話が長くなりがちです。
 必要な話を必要最小限でしっかりと部下に伝える(結果として伝わっている)という状況になることを目指して、面談者もスキルアップを図らなければと考えます。

 各事業所に持ち帰り、各事業所単位でさらに面談の実施についてブラッシュアップしていただき、効果的な面談につなげてもらえることを期待します。
2024/11/15
関東地区種別代表者会議
 昨日本日と茨城県水戸市にて関東地区種別代表者会議に参加してきました。

 初日は滋賀県にある社会福祉法人やまなみ会やまなみ工房の施設長さんと株式会社ヘラルボニーの代表の方のお話を伺いました。
 お二方のことや事業所のことを私が中途半端に語るより、詳しくはコチラ(やまなみ工房ヘラルボニー)をご覧ください。
 もともと私自身の頭は固い固いと思っていましたが、改めて自分自身の頭の固さを痛感しました。
 もちろんアートがすべてではなく、障害のある人たちは様々な場面で活躍すべきだと思いますが、仕事の仕方、発想、色々な面で大きな刺激を受けました。
 せっかく拝聴した貴重なお話の中から、発想や考え方のエッセンスを取り入れながら、今後の法人事業所運営に活かしていきたいと思います。

 2日目は各種別に分かれての会議・研修が行われました。
 私は本来障害者支援施設部会なのですが、政策委員会の立場で会長事務局長の部会に出席依頼があり、こちらに参加しました。
 主な議論は今回の報酬改定を踏まえて、日本の協会に対して意見書を出すための意見だしでした。その中で政策委員の立場で今国で議論されていること、政策委員会で検討していることなどの話をさせていただき、活発な意見交換となったと思います。

 早速来月には政策委員会にて国に対する提言書を取りまとめる1回目の協議が行われます。年度内には提出を考えており、あまり時間はありませんが、今回関東地区からいただく意見をはじめ、各地区各部会からたくさんのご意見を頂くこととなると思いますので、これらの意見に加えこれまで積み上げてきた議論をもとに、建設的な提言がまとめられるよう取り組んでいきたいと思います。
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