
2025/10/23
発障協障害者支援施設部会 中堅職員・サビ管情報交換会
本日標記情報交換会を開催しました。中堅職員については今年は概ね入職10年程度の職員の方々を対象として行いましたが、それぞれの現場での悩みを共有したり、お互いの取り組んから何かしらのヒントを得たりと充実した時間となったと感じます。
サービス管理責任者の情報交換会については、毎年行っているため、サビ管同士も顔見知りになっていることもあり、非常に活発な情報交換ができたようです。
また今年は日中活動支援部会との合同の情報交換会ということで、入所通所それぞれの立場から、様々な情報を交換できたものと思います。
初めての人たちから得るものも多くありますが、顔が見える関係性の中で行う情報交換は、より本音の部分で話ができると思いますので、この場だけでなく、普段から事業所間で連携をとりながら、より関係性を築いて頂けると嬉しいと思います。
2025/09/26
日知協意思決定支援研修
昨日本日と日本知的障害者福祉協会が主催する意思決定支援に関する研修会が行われました。北は北海道、南は沖縄まで約70人の方がご参加され、5人から6人のグループを作って、グループワーク中心の研修を行いました。
私は2日目の担当だったのですが、全国から大変意識の高い、恐らく各事業所では支援の中心としてご活躍されてる方々がお集まりになっているということで、非常に活気がありながらも楽しい雰囲気の中で研修を行うことができました。
意思決定支援は大変奥の深いものですが、色々と学ばせてもらう中で、最近は結局は一言で言うとは「利用者さんと一緒に考える」ということなんだと感じています。
これは当たり前のことですが、当たり前を当たり前にできているのか、できていないこともたくさんあったのではないか、としっかりと振り返ることが意思決定支援で最初にやらなければならないことだと思います。
意思決定支援は権利擁護の1丁目1番地です。
意思決定支援がしっかりとできていれば、虐待なんて起こらないはずですが、残念ながら年に複数回従事者による障害のある人たちへの虐待報道がありますが、本人の意思を大切にすることができていない現状を物語っているものと思います。
自分はできている、うちの事業所はできていると高をくくる前に、まずは自らをしっかりと疑うことが大事なのかもしれません。
2025/09/04
発障協調査研究委員会
本日標記会議に参加しました。私は委員ではないのですが、今年の研究テーマを理事会で議論した際、各市町村の協議会(昔でいうところの自立支援協議会)について調査したらどうかと軽はずみで発言したところ、その課題感を共有したいということで委員長からお誘いを受け、参加に至りました。
私以外にも複数の理事が参加し、委員の皆さんも含めて各地域の協議会の実情について情報交換を行いました。
協議会は地域性があり、というかあって当たり前、むしろあるべきものですが、それ故調査の内容や方法がとても難しいと感じました。
しかしながら、協議会は機能すれば、それぞれの地域にとって間違いなく有益な取り組みだと思います。
狭い国土の日本ですが、全国津々浦々様々な地域事情があります。大都市、島しょ部、中山間地、それぞれ特有の特徴や課題があります。国が作る仕組みはどこかに偏りすぎた仕組みではなく、各地域の最大公約数の課題解決にせざるを得ません。
だからこそ地域ごとの取り組みが必要なわけで、自立協はその地域ごとの課題解決に向けた取り組みを公式に行える非常に有益な仕組みなんだと思います。
よい調査に繋がることを期待したいと思います。
2025/08/29
埼玉県経営協セミナー
本日埼玉県経営協が主催する経営協セミナーに参加しました。テーマは大きく2つ、2040年問題に向かって私たちは今何をすべきかということと、いわゆるカスハラの対応についてでした。
団塊ジュニアである私たちの世代は約200万人、昨年の出生数は70万人を切るということで、出生数は50年で1/3に減少しています。
近い将来若い人たちに支えてもらう側になる私たちも大いに不安ですが、支えていく側のこれからの若者たちも、それ以上に不安を抱えているのではないかと思います。
人口構造を含めた社会構造は、何かをきっかけに急激に変わるということは考えづらく、だからこそ「流れ」というものをしっかりを見て、小さな変化がいずれ大きな変化になるかもしれないという、虫の目鳥の目さかなの目をもって事業運営をしていなかければならないと改めて感じました。
カスハラについては当法人ではあまりにひどいハラスメントは見聞きしませんが、講演の最後にもありましたが、組織としてチームとして取り組む、一人にしないということを肝に銘じていきたいと思います。
2025/08/26
政策委員会
久々の対面での政策委員会が開催されました。国では社会保障審議会障害者部会をはじめとする諸々の会議が開催され、また多くの研究事業が行われています。
その中でも大きな注目は居住支援の在り方でしょう。
協会としてもこれからさらに深く議論を行い、建設的な提言を出せるよう勧めていきたいと思います。
2025/08/24
社会福祉士養成所スクーリング(東京会場)
先週の大阪会場でのスクーリングに引き続き、今週は東京会場でスクーリングが開催されました。大阪会場は梅田で開催され、宿泊は十三ということで、何割かは旅行気分でしたが、東京会場は協会の会議室ということで、旅行気分は一切なく、臨みました。
大阪では1年生、東京は2年生ということで、やはり私を除き受講生の皆さん同士は昨年顔を合わせているということで、すぐに温まり、楽しくまた賑やかに研修を行うことができました。
ここ数年社会福祉士の国家試験受験者数が右肩下がりに減少しています。養成所の受講生の数も年々減少しているようです。
社会福祉士は医者や弁護士と違い、業務独占の資格ではなく名称独占の資格です。社会福祉士を取得したから社会福祉士でなければできない仕事はないということです。
だから取得の意味はないのかと言えば、私は大いにあると思っています。
本来福祉の仕事をする人は、合格のハードルを大きく下げてでも、社会福祉士の資格は必須にしてもよいくらいにも思っています。
もともと福祉の勉強をしたわけでも福祉の現場で働いていたわけでもない私にとっては、社会福祉士の受験資格を取るための勉強、そして本番の受験に向けた勉強でたくさんのことを体系的に学ぶことができました。
勉強をしてたくさんの学びや気づきがあったことは、資格を取得した以上の財産だと思っています。
そういった下地を作って現場に入ることで、より科学的に福祉を考えることができると思いますし、一定の権利意識をもって福祉の現場で働くことに大きな意味があると思っています。
社会福祉士という資格の在り方については今後議論が必要だと思います。
それが優しいだけの福祉ではない、科学的に専門性をもって実践していくことに繋がっていくものと思います。
2025/08/17
社会福祉士養成所スクーリング
15日から3日間、大阪にて日本知的障害者福祉協会社会福祉士養成所のソーシャルワーク演習が行われました。本演習には10年近く前から講師を仰せつかっているのですが、毎年楽しみにしている、個人的には夏の一大イベントです。
大阪会場は2年ぶりに担当しましたが、梅田の駅前開発が2年前から大きく進んだようで、ちょっとだけ迷子になりかけてしまいました。
職場を離れて、3日間朝から夕方まで純粋にソーシャルワークについて学ぶことで私自身も色々なことがリセットでき、とても充実した時間を過ごすことができています。
受講者の皆さんは自ら高いお金を払って入学するくらいですから、それはそれは高いモチベーションの方ばかりで、私もたくさんの刺激を頂きました。
大阪会場の受講者の皆さんの特徴は、何と言っても「ロールプレイがうまい!」ということです。
やはり関西は笑いの文化が根付いてるからでしょうか。
最終日はお盆の連休最終日ということで、新大阪駅は見たことないくらいの人・人・人でした。
新幹線も遅れ、自宅に着いたのは夜の12時前ということで、かなりぐったりでしたが、それ以上に受講者の皆さんと過ごした3日間が有意義なものとなりました。
今年は来週にもう1日程、東京会場を担当することとなっています。
こちらも今から楽しみです。
2025/08/01
埼玉県みどり自然課来園
うさぎこども園では一昨年度末に埼玉県みどり自然課の園庭緑化の補助金を活用させていただき、園庭にトラック状に芝生を植栽しました。昨年度は植栽1年目に何とか根付いてくれ、1年が経ち、7月上旬にはとてもきれいな緑に生え揃っていたのですが、7月中旬から約1週間の短期間で芝生の2割くらいが急激に枯れてしまいました。
本日はもともとみどり自然課の職員にが育成具合を見に来てくださる日になっていまして、現状を見ていただいたところ、やはり今年の酷暑、雨不足が原因だとのことでした。
他の園の芝生も枯れているところが多く、中には全体が白くなってしまうような壊滅的なところもあるようで、むしろここまで維持管理できれいることは素晴らしいとの言葉を頂きました。
根は枯れていないので、これから例年以上に散水していけば、元の状態に戻るだろうとのことでした。
丁寧に当方の質問やお答えいただいたり、へこんでいる気持ちを和らげていただいたりと、いつもみどり自然課の職員の皆さんには心を和らげていただいており、感謝しています。
こんなところにも酷暑の影響が出るくらいの暑さが続いています。当然人間の体にも影響が出ないわけがありません。
私も毎週日曜日に芝刈りをしていますが、あまり自分の体力を過信せず、体に気をつけながらきれいな芝生の維持管理に努めていきたいと思います。
2025/07/25
発障協防災委員会
本日標記会議に出席しました。数年前、台風により県内施設数か所が甚大な被害が出たことを機に発足した委員会ですが、本年度から新たな取り組みとして、協会会員事業所の若手の集まりである青年部会を中心に、有事の際に互いに協力でいる体制づくりの一つとして、炊き出し訓練を実施する方向で協議をしています。
既に協会として県内4か所には発電機を、また当法人を含め2か所に防災倉庫を設置しており、さらに今年は3か所目を設置する計画です。
実際に使用することがないのが一番良いのですが、いざというときにできるだけスムーズに協力体制が取れるよう仕組みを作っていきたいと思います。
2025/07/18
4法人合同研修会
今年も川越にじの会、ささの会、邑元会と当法人の4法人による合同研修会を開催しました。本年度の幹事法人が当法人でしたが、他3法人の皆さんのご協力を得ながら、実りある研修会になったと思います。
本研修は主に中堅職員を対象として、多様な価値観と合意形成のプロセスを学ぶことを主な目的としていますが、加えてまだまだ中堅職員の場合は外に出る機会が多くはなく、せっかくなので同じ課題を抱えている県内の有効法人と協力して合同で開催し、外の空気を感じてもらおうということで既に10年以上続いている研修です。
今年は「私は誰でしょう」という演習を行いました。
クローズドクエスチョン(はい・いいえで答える質問)を駆使しながら、相手チームが設定した「私」にどちらが早くたどり着くかを競うゲーム要素のある演習です。
はい、いいえという答えだけを見て考えるのではなく、回答までの悩む時間や表情など、いわゆるノンバーバルコミュニケーションの部分にも注目することで、その奥にある者が見えてくるものですが、その辺りについても各参加者にも気づきがあったようで、有意義なものとなりました。
来年は邑元会が担当します。
どんな研修になるのか、今から楽しみです。